大学では1〜2年生の時は染め物と織り物を両方学び、3年生になるときにどちらかを専攻するのですが私は染め物を選びました。
ちなみに、染め物というのは出来上がってる生地に柄を染める物で、エスニック好きさんがわかりやすいのはTシャツとかを糸で絞って柄を染めるタイダイですかね。
織り物というのは糸の状態の時に色を染めておいて、それを織り機にかけて布にするというもの。タータンチェックとかが分かりやすいかな?
今思えば織りに進めば良かったな〜とか思っちゃってるんだけど、あの頃は長〜い布を織り上げるのに同じ作業を繰り返すのが苦手だなと思っちゃったのと(全く同じ作業というわけじゃないんだけど)、
紅型という沖縄の染め物が好きでそういうことが学びたいなと思って染めのコースを選んだのでした。
そして就職は繊維の会社にテキスタイルデザイナーとして入社しました。アパレル会社に生地を卸す問屋さんですね。
でもね、そこでは当然ながらアパレルのデザイナーさんとか営業の方達との商談とかがあって、私はそれが嫌で嫌で仕方なかったのよね〜
それが仕事だから当たり前なんだけど、私はやっぱり自分の好きなものを作りたかったんだな〜と気づきました。自分の仕事が何をすれば良いのか分からなくなっちゃったんだよね。
元々楽天家でストレスにも強いと思ってたんだけど、体調を崩して2年半勤めて早々に退職しました。あの頃が一番辛かったかもな〜
その後は実家の仕事を手伝いつつ今後の為にと職業訓練校で半年だけ洋裁を学んで、結婚しました。この職業訓練校はとても為になったな〜
工業用ミシンや業務用のアイロンなどを使って洋裁の基礎を教えてもらったので、子どもが生まれてから子どもや自分の洋服を作ったりしました。
子どもが生まれた頃って一度社会から離れますよね。
特に私はその時に会社勤めをしてなかったからすぐに会社に復職するというのもなかったから、子どもの手がちょっと離れた時に何をしようかな〜と考えてました。
そこでの新しい出会いが今の私の基礎になってるかも。